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2024.12.23
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第十回新パーソナルカラー検定『問題12』の解説 トミヤママチコのブログ
第十回新パーソナルカラー検定【問題12】の解説
こんにちは。トミヤママチコです。新パーソナルカラー協会(NPCA)の代表理事をしています。先日第10回の検定が実施され多くの方が受験してくださいました、その中でちょっと盛り上がった問題があったので解説します。その問題はこんなでした。もっとも適切な答えを①②③の選択枠の中から一つ選ぶという解答方法です。
亜美さんの場合 パーソナルカラー診断を受けた亜美さんからの聞き取りをしました。
私は何回かパーソナルカラー診断を受けました。私自身のボディカラーは、ブルべで色は白く肌の質感はマットです。印象はエレガントで静かな感じといわれます。最初の診断は血色を良く見せる「春」が似合うといわれました。次のところでは一目見てわかる典型的な「夏」と診断されました。その次は「夏」は少しさびしいので「冬」の方がはっきりして良いといわれました。ただし暗い色は顔の線や影が濃く目立つそうです。「秋」だといわれたことは一度もありません。派手めな色を着ると結構評判はいいです。私のパーソナルカラーは何なのか?きちんと納得のいく根拠を教えてください。
A 色相と明度に関しての判断
- ① イエローベース、明度は中から高明度
- ② イエローベース、明度は中~低明度
- ③ ブルーベース、明度は中~高明度
Aの正解は①です。しかし解答は①と③に別れました。皆さん迷ったみたいですね。
正解の理由
亜美さん自身のボディカラー(亜美さんを物体として観た色のことです)は属性から見るとブルーベース(色相)で、色白(高明度)で、肌の質感はマット(濁色)です。4シーズンカラーで分類すると「夏」の要素を多く持っています。しかし最初の診断では血色を増す「春」が良いといわれ、次の次のところでは「夏」は寂しいといわれたとすると、ボディカラーは「夏」でもパーソナルカラー(似合う色)を「夏」とするのは問題がありそうです。パーソナルカラーはその人に似た色のことではありません。これは基本的にパーソナルカラーに対する大きな誤解です。パーソナルカラーはその人を際立たせるための過不足分の調整をする色です。亜美さんの場合、ブルべ肌にブルーベースの色を配色すると、より青みを強調し不健康に見えたり寂しく見せるマイナス効果が出てしまうということです。
ブルべ肌にブルーベースそのものが似合う人もいます。ブルべ肌にイエローベースで調整すると似合う人もいます。同様にイエベ肌にイエローベースが似合う人、ブルーベースで調整した方が似合う人もいます。これが「パーソナル」の本当の意味で面白さでもあります。機械やAIでは判断しきれない分野です。
B 彩度と清濁についての診断
- ① 彩度は中彩度~低彩度、清濁は濁色
- ② 彩度は中~高彩度、清濁は清色
- ③ 彩度は中~高彩度、清濁は濁色
Bの正解は②です。
正解の理由
亜美さんが自分でも派手な色を着ると評判が良いと言っていること、「冬」と診断された時もはっきりした色の方が良いとアドバイスされていること、ただし暗い色は避けるようにともいわれていることなどから推測できます。
C 総合的な判断
- ① 亜美さんのボディカラー(物体色)はブルーベース・高明度です。過不足分の調整としては血色を加えて、明度は春・夏の共通点の明るめ、彩度は冬・春の共通点で高め、清濁は清色でよいと判断します。「夏」はぼんやりするという印象に関連しています。
- ② 亜美さん自身が「夏」の要素をお持ちなのでパーソナルカラーは「夏」と判断します。パーソナルカラーはその人の似た色 やイメージでまとめると、なじみやすい調和感を演出することができます。ブルーベースで色の白さを強調し、「夏」のグループの範囲で 明度や彩度の変化をつけましょう。
- ③ パーソナルカラーはケースバイケースで取り入れて良いということです。最初の診断は元気よく見せるというコンセプト、次 の診断は本人に似た色探しがコンセプト、「冬」はシャープで華やかに装いたい時に取り入れれば良いということです。色々応用してパーソナルカラーを楽しんでください。
Cの正解は①です。
設問Aで迷われた方も含め、Cの総合判断では圧倒的に①にされた方が多かったです。正解の理由は①の内容の通りです。
D 4シーズンカラーの中でもっとも似合う要素の多いグループ
- ① 春 ② 夏 ③ 冬
Dの正解は①です。
正解の要因
色相イエローベース 明度中~高明度、彩度中~高彩度、清色
シーズンカラー「春」にその要素が多い
E セカンドシーズンとして提案してもよい要素のあるグループ
- ① 春 ② 夏 ③ 冬
Eの正解は③です。
正解の要因
明度中~高明度、彩度中~高彩度、清色
ベースカラーを除き、シーズンカラー「冬」にその要素が多い
亜美さんの場合の正解の導き方ですが、白いブルべ肌に「薔薇色の血色」を乗せ、すっきりと明るく、華やかな要素を加えることで本来の肌の美しさやエレガントさが際立って印象付けられるのではないでしょうか。
年末年始、あなたを輝かせる色でお楽しみください。